Archer AX20の使用感って実際どうなんだろう?
他の機種との違いも知りたいな。
こんな疑問を解決します。
突然ですが、あなたの家のルーターは何年前に買ったものですか?
家のネット回線が遅くてイライラする...
実はその原因はルーターかもしれません。
ただ、高品質のルーターは値段も高くなりますよね。
実は最近では、1万円以下で買えるコスパ抜群のルーターが登場しています。
この記事では、「Archer AX20」をTP-Link社様(公式Twitter)よりご提供いただいたので、使用感を徹底的にレビューしていきます。
実際に我が家で使っていたルーターと比較しつつ、メリットとデメリットについてもまとめました。
- 最新スペックを備えたルーターが欲しい
- Archer AX20の使用感が気になる
- 初期設定が簡単なルーターを探している
TP-Link Archer AX20の基本スペック
Archer AX20の基本スペックは以下の通りです。
製品名 | Archer AX20 |
---|---|
サイズ(幅×奥行×高さ) | 260.2×135.0×38.6 mm |
規格 | Wi-Fi6 IEEE 802.11ax/ac/n/a 5.0GHz IEEE 802.11ax/n/b/g 2.4GHz |
通信速度 | 5.0GHz:1201Mbps (802.11ax) 2.4GHz:574Mbps (802.11ax) |
Wi-Fiの届く範囲 | 高性能固定アンテナ×4(4LDK程度) |
プロセッサー | 1.5GHzクアッドコアCPU |
有線ポート | ギガビットWANポート×1 ギガビットLANポート×4 |
保護者による制限 | URLフィルタリング 利用時間の制限 |
セキュリティ | WPA WPA2 WPA3 WPA/WPA2-Enterprise (802.1x) |
TP-Link Archer AX20の特徴
それでは、Archer AX20の特徴をサクッと見ていきましょう。
Wi-Fi6に完全対応
Archer AX20の最大の特徴は、次世代の新規格である「Wi-Fi6」に完全対応している点です。
- Wi-Fi6(11ax)って何?
- 新世代のWi-Fi規格のこと。
従来の規格に比べ、通信速度・同時接続台数・バッテリー効率・遅延低下など、あらゆる性能が向上している。
シンプルにスペックが大幅に強化されているため、安定した高速通信とコストパフォーマンスを求めているユーザーに、ピッタリの機種となっています。
5.0GHz/2.4GHz双方で高速通信
Wi-Fi6に対応しているおかげで、5.0Ghz・2.4GHzの両バンド帯での高速通信を可能にしています。
しかし、新規格の「11ax」によって両バンド帯の速度が向上し、かつ安定感のある通信を実現しています。
また、「スマートコネクト」機能を備えており、5.0GHz・2.4GHzの中で、瞬時に速度の速いバンド帯に自動で切り替えてくれる便利機能も!
わざわざ自身でバンド帯を切り替える必要がなく、快適な通信環境を手に入れることができますよ。
1.5GHzのクアッドコアCPUを搭載
「クアッド=4つ」を意味しており、CPUが4つ搭載されています。
そのCPUがArcher AX20には贅沢に4つも使われているわけです。
当然のことながら処理速度は向上し、ルーターと端末間の通信をレスポンス良く行う担い手となっています。
通信速度はもちろん、クアッドコアのおかげで回線の安定感も抜群です。
端末の消費電力を軽減
こちらもWi-Fi6がもたらす特徴で、ルーターと接続した端末のバッテリー消費を抑えてくれる働きがあります。
高速通信を行いつつ、端末のバッテリー消費も同時に減らしてくれる仕組みは、非常にありがたいですよね。
ルーターは24時間365日使うものなので、基本電源は入れっぱなしが前提です。
ですので、熱を持たないということは本体の寿命も延びるため、安心して使えます。
とても簡単な初期設定
煩わしい初期設定は一切なく、スマホアプリから簡単にWi-Fi環境を構築することができます。
当時のルーター設定はわりと億劫で面倒な作業が色々あり、設定に時間が掛かった記憶があります。
しかし、Archer AX20の設定はとても簡単で、たった数分でWi-Fi環境を構築できました。
初期設定の方法は、記事の後半で解説していますが、気になる方は以下のリンクから飛べます。
TP-Link Archer AX20のパッケージ内容
Archer AX20のパッケージ内容は以下の通りです。
- ルーター本体
- LANケーブル(カテゴリー5e)
- 電源アダプター
- 簡単設定ガイド
本体の表面の外観はこんな感じ。
裏面は(底面)はこんな感じで、熱を逃しやすい構造になっています。
横からのアングル。縦置き型のルーターと比べると、少し厚さは薄いくらいですね。
ただし、本機は横置き型なので、多少スペースを取ります。
AX20の幅自体は薄いのですが、横置きにすると縦置きよりもスペースが必要です。
TP-Link Archer AX20の通信速度
通信速度・安定性は、個人的にルーターを選ぶうえで一番大事にしたいところです。
どんなにデザインの優れたルーターを選んでも、速度が遅く不安定だったら正直使おうとは思わないからですね。
以下では、「Archer AX20」と我が家で使っていた「BUFFALO WXR-1900DHP3」の通信速度を比較していきます。
- ソフトバンク光 マンションタイプ
- 上限1Gbpsのプラン
- 2LDKの賃貸
- すべて同日の午前9時に計測
結果は、Archer AX20の方がどちらのバンド帯でも通信速度が上回りました。
特に、2.4GHz帯の遅さは以前からの悩みだったので、6倍以上の速度向上は予想していた以上の結果に。
唯一、2.4GHz帯でのアップロード速度が劣っていますが、時間を変えて数回チェックしてみたところ、両者大きな違いはさほど見られませんでしたね。
我が家の場合は、AX20にルーターを変更したことで、今まで以上に快適なネット環境へとレベルアップできて大変満足しています。
TP-Link Archer AX20のメリット【3つ】
実際に私が使って感じた、Archer AX20のメリットを以下にまとめてみました。
シンプルに回線速度が速くなった
Wi-Fi6のおかげで、両バンド帯の回線速度が向上しました。
その中でも特筆すべきは、2.4GHz帯の速度が5〜6倍に上がったことです。
我が家で使っていた「WXR-1900DHP3」と比べ飛躍的に速度が上がり、ネット環境は大きく改善されました。
2.4GHzは意外と使えるタイミングが多く、特に自宅のお部屋全体の通信環境を安定させるために必要です。
さらに、AX20には「スマートコネクト」という機能があります。
- スマートコネクトとは ?
- 5.0GHzと2.4GHzのいずれか速い方の回線に、AX20が自動で瞬時に切り替えてくれる機能。
2.4GHzは遮蔽物に強い特性があるため、ルーターから離れた場所や壁を何枚も隔てるようなところで抜群の効果を発揮してくれますよ。
同時接続数が多くても速度が落ちない
従来の製品と比べて、同時接続数が多くても速度が落ちないメリットがあります。
こちらも、Wi-Fi6によるメリットですね。
これは実際に私も感じたことで、10台以上の端末を無線で繋いでもストレスフリーでWi-Fiを楽しめました。
例えば4人家族でスマホやゲーム、テレビをそれぞれが遊んだとしても、かなり余裕のあるスペックを備えているわけです。
Wi-Fi6では、ダウンロードはもちろんのこと、アップロードでも同時接続による速度低下がありません(以前のWi-Fi5はダウンロードのみ対応でした)
ですので、Youtubeの視聴やファイルのダウンロード・アップロードなども卒なくこなすことができます。
同時接続による速度低下は、家族だと特にストレスや揉め事の原因になりやすいので、嬉しいメリットですね!
低予算で自宅のWi-Fi環境を改善できる
コスパ重視でWi-Fi環境をレベルアップさせるなら、「Archer AX20」を選べば間違いないでしょう。
なぜなら、Archer AX20の一番の目玉である「Wi-Fi6」対応かつ、通信速度と同時接続数の安定性が飛躍的に向上しているからです。
例えば、同価格帯ではBUFFALOの「AirStation WSR-1800AX4S/DWH」などがWi-Fi6に対応していますが、同時接続数が14台までだったりします。
対して、AX20の同時接続数は36台。
つまり、同価格帯のルーターと比べても、抜群のコスパフォーマンスを実現しているということですね。
TP-Link Archer AX20のデメリット【2つ】
以下では、Archer AX20のデメリットについて、実際に使って感じた点をまとめていきます。
横置きのため場所を取る
Archer AX20は横置きのため、意外と場所を取るのがデメリットです。
一応壁掛けでの使用も可能なのですが、アンテナ部分に電源ケーブルや有線ケーブルの接続口があるので、見た目的にも微妙な感じになってしまいます。
上記のように、配線の差込口が上を向いてしまうため、ゴチャゴチャした見た目になってしまいます。
壁に掛ける向きを反対にしても、アンテナは下方向を向いてしまうため、通信の安定性の面でも不安が残りますね。
ルーター本体が熱くなりにくいので、暑い夏でも安心して使えます。
しかし、場所を取るのは間違い無いので、設置の際は少し広めにスペースを取っておいた方が良いでしょう。
IPv6には非対応
Archer AX20は、残念ながらIPv6には非対応です。
- そもそもIPv6とは?
- 回線の混雑が起こりにくくなる接続方式
車で例えると、従来のIPv4が1車線とすれば、IPv6は3車線あるようなイメージ
つまり、IPv6にすることで、通信速度と安定性の向上が期待できます。
ただ、我が家では「WXR-1900DHP3(IPv6対応)」と「Archer AX20」を比べても、結果的に通信速度と安定性は、AX20の方が上回る意外な結果になったんですよね。
IPv6には非対応ということは、私のAX20に対しての一番の懸念点だったのですが、IPv4状態でも速い速度を安定して維持できる点は予想外の嬉しい結果でした。
現在は、BUFFALOのルーターから完全にAX20に移行して愛用しています。
TP-Link Archer AX20の初期設定
Archer AX20の初期設定はびっくりするほど簡単です。
画面の案内に従っていくだけなので、とても簡単に設定できますよ。
TP-Link Archer AX20の口コミ・評判
Archer AX20の口コミと評判はどのようなものがあるのでしょうか。
Twitterから、生の声を集めてみました。
Wi-Fi(5GHz)で上がりも下りも200Mbps超えてくるなんてマジでおったまげた…!! これはいいものだ…!!
使いやすく、設定も簡単。Oculus Questでの無線PCVRも0.1秒を争うゲームでなければ、凄く快適。
VirtualDesktopをより快適にするべく「TP-Link Archer AX20」を買ってみる。
今までのWiFi4から一つ飛ばしてWiFi6になりました。出力アップで家中どこでも繋がる~
TP-LINKさんのAX20買ったんだけど無線経由でのインターネット接続のスピードすごいあがった!!!
ほぉ、AX10の新ファームでIPv6プラ6に対応したんか。AX20にも対応してきそうだな。
口コミ・評判をじっくり調査したところ、全体的にポジティブな評判が多く見受けられました。
Amazonでのレビューも2,000件近い数が集まっており、星の数が4.5を超えている実績にも頷けますね!
Archer AX20とAX10の違いについて
TP-LinkのArcherシリーズでは、「AX20」と同価格帯に「AX10」という機種があります。
実際どっちが良いの?
と、選ぶ際に迷う方もいるかと思います。
分かりやすいよう、両者の違いを比較していきましょう!
スペックの違い
AX20とAX10の主な違いは、以下の通りです。
他にも軽微な違いはありますが、主に使用感に影響するところは上記の部分ですね。
特筆すべきは、AX20のCPUコアの数が多い点・Wi-Fiが両バンド帯に完全対応している点です。
シンプルに、AX10と比べてAX20の方が快適な通信環境を得られるでしょう。
AX10は、2.4GHz帯になるとWi-Fi6の恩恵を受けられないことがデメリットになりますね。
結局どちらを選ぶべきか
結論、これから新しいルーターを買うならAX20一択と言えそうです。
なぜなら、単純なスペックでAX20の方が上ですし、5.0GHzと2.4GHzの両バンド帯にWi-Fi6が対応していることが大きいからですね。
AX10はIPv6に対応している点は強みですが、今後のファームウェアの更新で、AX20も対応する可能性が十分にあります。
ただ、現在AX10を使っているような方は、スペックを求めて新しく買い替えるまでは無いかなと思います。
もし、買い替えを考えている場合は、さらに上位機種の「Archer AX50」辺りを検討した方が良いでしょう。
【レビュー】Archer AX20は1万円以下で買えるコスパ最強ルーター|最新のWi-Fi6に対応:まとめ
今回は、1万円以下で買えるルーター「Archer AX20」をご紹介しました。
Wi-Fi6に完全対応しつつ、十分なCPU性能を兼ね揃えたAX20は、間違いなくコスパ最強のルーターと言えますね。
コスパ重視でルーターの導入を考えている方は、ぜひ検討したい一台ですね!
もし、あなたの家のルーターが古く調子が悪いと感じてきたら、「Archer AX20」への入れ替えを考えてみてはいかがでしょうか。