放射線技師ってなんだか難しいイメージ。
合格できる資格なんだろうか…?
こんな悩みを解決します。
✔︎この記事の信頼性
私は、実際に現場で働いている診療放射線技師です(5年目)
偏差値40台の私立大学商学部を卒業後、専門学校に入学しました。
そんな私でも、実際に取れた資格です。
この記事を読むことで、将来放射線技師を考えている人は不安が無くなりますよ。
入学後の未来についても書いていますので、安心して読み進めてください。
- 放射線技師の近年の国家試験合格率
- 専門学校・大学の入学難易度について
- 理系の知識が無くても合格可能
- 入学後に絶対やるべきこと
結論、放射線技師の国家試験は難しくない
難しくないという表現にしたのは、やるべきことをしっかりやれば間違いなく誰でも合格できる資格だからです。
では、まず最初に国家試験の合格率から見てみましょう。
近年の放射線技師国家試験の合格率
2020年の国家試験の合格率は、82.3%(新卒のみで92.2%)です。
過去5年間で見ても、大体同じ程度で推移しています。
試験を受けるほとんどの方が新卒でしょうから、かなり安心できる数字ではないでしょうか?
90%超えの数字を見る限り、普通に勉強すれば問題無く合格できる数字です。
質問:入学時点で頭の良い人だけを厳選しているのでは?
ある程度の指標はありますが、厳選というほどではないです。
そんなことをしていたら、そもそも私は学校に入れてませんので(笑)
しかし、大学と専門学校を比べると、入学難易度は確実に大学の方が上ですね。
専門学校はかなり入学しやすいはずです!
では、次に偏差値を見てみましょう。
大学と専門学校の入学時に必要な偏差値【目安】
大学:50~60程度
専門学校:45~50程度
こんな感じです。
ですので、学力に自信が無い方は専門学校を狙っていきましょう。
ぶっちゃけ、国家資格は取りさえすれば、みんな平等の資格です。
国立の大病院などは、大卒のみ募集している所も実際あるにはあります。
ですが、レベルの高い病院を目指す目標がなければ、専門学校で全然問題なしです。
実際、私の勤務している中規模病院は大卒と専門卒で待遇面の差は全くありません。
大学は4年間、専門学校は3年間なので、1年早く仕事をスタートできるのも強みです。
勉強しないと国家試験合格は厳しい
さっきと言ってることが違うぞ!って意見が飛んできそうです。
これは学力について言っているわけではありません。
入学してから勉強を続けられる人でないと合格は難しいという意味です。
コツコツ着実に積み上げられる人が国家試験には勝てます。
天才的に頭が良い人でも、勉強なしで合格は不可能
理由は、新しい分野の勉強なので、前提知識だけでは無理だからです。
私の体験談ですが、専門学校時代にとんでもなく頭が良い友人がいたんですよね。
何もしなくても理数系は満点取るみたいな。
しかし、その友人はかなりサボり癖がありまして、試験直前まで合格点数に達さずひたすら苦戦していました。
日々コツコツ積み上げた人は、余裕を持って国家試験に臨んでいましたね。
理系の知識は無くても合格可能
文系の皆さんに朗報です。原則、理系の知識は無くても国家試験に合格できます。
なぜなら、私が実際に合格して放射線技師として働けているからです。
私は、商業高校→商学部の大学卒業→専門学校の流れで資格を取得しました。
普通科出身の友人にも話すと驚かれるんですが、商業系の学校はほとんど理数科目を習いません。
そして私は、数Ⅰ・Aで高校の数学を終了しています。
物理や化学も習わず、え?なにそれ?程度のレベルで入学しました。
試験はもちろん楽ではなかったですが、確実に合格圏内をキープすることができていました。
1年目は高校の復習が多く、知識ゼロの私は友人にひたすら聞いてましたね。
勉強しなくて良いというわけではない
入学後は普通に物理や化学などの分野を学習していきます。
放射線を扱う職種なので放射線物理学や放射線化学などの分野も普通に入ってきますね。
学ぶ分野自体は理系科目もありますし、もちろん文系科目もあります。
え?やっぱり理系じゃないと厳しくない?
そう考えてしまうかもですが、私が学生時代に行ったことをこれから解説します。
入学後は、必ずこの方法を実行してみてください。
そうすれば、合格への道のりはグッと近づきます。
入学後、一緒に勉強できる友達を作ろう【最重要】
これさえ達成できれば国家試験はほぼ合格したも同然です。
- モチベーションを維持しやすい
- お互いの苦手分野を補える
- 勉強効率が格段に上がる
もはやメリットしかありません。
特に国家試験のような膨大な内容を扱う試験では、友達と教え合うことが確実に合格への近道になります。
私がもし当時友達が全くできず、全て1人で取り組もうとしていたら、こうやって放射線技師の記事を書くことは無かったと思います。
実際、当時もクラスに馴染めず常に1人で行動していた人達を見てきました。
そういった人達は、ほぼ留年→自主退学の道を辿っていました。
ですので、勉強できる友達は絶対に作りましょう。約束ですよ。
国家資格を目指す学校では、友達の存在は本当に大きいです。
自分の苦手分野に強い友達を作ろう
さらに効率よく勉強を進めるためには、お互いの弱点を補強できる友達を作りましょう。
学生生活を送っていると、この人は理系に強そうとか、この人は暗記が得意そうとか、そういった部分が見えてくると思います。
そこで、この人と一緒に勉強すれば効率が良さそうだって人を探しましょう。
お互いの強みを享受できるので、定期試験の難易度も相対的に下がります。
作る友達は、選ぼう
友達を作ろうと意気込んで、勉強のモチベが低い友達を作ってしまうのはNGです。
なぜ自分はこの学校に入学したか、その時は原点に立ち返ってみましょう。
学生生活において、国家資格の取得に勝る目的はありません。
多少の息抜きはもちろん大切ですが、万が一そのような友達ができた場合は、そっとフェードアウトすることも視野に入れておいたほうが良いです。
放射線技師の勉強は難しくない話:まとめ
- 放射線技師の国家試験合格率は新卒で90%超え!
- 特に強いこだわりがなければ、専門学校を選ぼう!
- 切磋琢磨できる友達を作れば、合格への近道に!
以上が、私が放射線技師になるのは難しくないと考える理由です。
私の主観ですが、医療系の専門資格は理系の知識が無いと絶対無理だろうって認識が少なからずあるのかなと思うんですよね。
当時私も、「放射線技師 文系 無理」とかでひたすらググってましたし(笑)
この記事が放射線技師に壁を感じている方の参考になれたらと思います。
気になる点などありましたら、ページ下部のお問い合わせフォームでご連絡頂ければお答えできますので、お待ちしています。